訪問リハビリ担当しております作業療法士の池上です。
先日、訪問リハビリご利用の方がリハビリ卒業試験として公共交通機関の利用を目的とした外出訓練を行いました。
当初のリハビリ目標として「公共交通機関を利用してお出かけや通院できるようにしたい」と挙げていました。
今回のご病気を発症してから、右足の動きづらさや身体が傾いてしまいバランスがとりづらく歩いていても疲れやすい、とおっしゃっていました。入院前は自宅から駅まで片道10分で歩いていた道のりも、退院後は30分程度かかっており、駅の近くのスーパーに行くことが大変でした。
訪問リハビリ開始から9ヶ月間リハビリを行い、現在は右足も日常生活動作で困らない程度まで回復しました。
リハビリを行っていて大切だと思ったことは、リハビリを受けるだけでなくご自身でも「毎日買い物に出かける」という日課を欠かさず行って下さっていたことも回復への近道になったと思っております。
外出訓練当日はエレベーターやエスカレーターの利用はもちろん、バス・電車の乗降も安全に行えておりました。また自宅から駅までの道のりもご病気前と同様、片道10分で歩けるようになっていました。
見事卒業試験も合格し、今月で訪問リハビリ終了となりました。今後も公共交通機関を利用して外出を楽しんでほしいと思います。