9月1日に当院リハビリテーション部主催、関節運動学的アプローチ博田法(以下AKA博田法)の臨床研修会が開催されました。AKA博田法開発者である博田節夫先生をお招きして、実際に患者様の診療および治療をしていただきました。
まず、関節運動学的アプローチ(arthrokinematic approach:AKA)博田法ですが、ブログを読んで頂いている皆様には、聞き慣れない方もいらっしゃるかと思います。
私たち、リハビリテーション部には理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍しており、様々な疾患や障害に対し、日々、治療およびリハビリテーションに取り組んでいます。理学療法や作業療法を介入していく上で、治療技術はいくつも存在しますが、その中心にAKA博田法があります。
では、AKA博田法とは何か?というと、博田節夫先生が開発した治療技術であり、関節運動学に基づき、関節神経学を考慮して、関節包内運動の異常を治療する方法および関節面の滑りを誘導する方法と定義されています。
対象疾患は腰痛や膝関節痛などの運動器疾患や脳血管疾患など多岐にわたります。
今回の臨床研修会では、日本全国から熱い理学療法士や作業療法士が100名程度参加し、実際に博田節夫先生の臨床場面に触れ、さらに講義や実技練習を通して、色々なご示唆を頂くことができました。
当院では、このように患者様に対しての臨床力の向上を図るため、知識・技術の研鑽に、リハビリテーション部全体で努めています。