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整形外科リハビリチーム 紹介

脳神経・整形

猛暑も過ぎ去り、日増しに秋の深まる気配を感じる今日この頃となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

こんにちは、理学療法士の小原沢です。
今回は、6階東病棟で働く整形外科チームの紹介をします。

整形外科チームは現在、男性3名、女性2名の理学療法士5名で構成されています。
転倒、事故などで背骨や手足の骨折、膝関節や股関節が変形して痛い方、背骨の中の神経が原因で痛みやしびれある方などの整形外科疾患が対象です。

医師の指示の下、主に手術をした後の急性期のリハビリテーションを実施します。
骨折後には、折れた骨をプレートで固定することや、骨の中にボルトを入れる手術をします。
手や腕の骨折では、関節が固まらないような体操や、家での体操の方法や過ごし方についてご説明します。
足首の骨折では、徐々に体重をかけていく練習や、体重がかけられない場合には松葉杖の練習なども行って行きます。

背骨が骨折により潰れて痛い方は、コルセットをつけた上で、痛くない動き方や起きること練習、歩く練習を行なって行きます。
また、関節が痛い方に対しては、人工の関節に交換する手術を行うことがあります。
その後の関節の曲げ伸ばしの練習や、筋力をつけること、歩き方の修正を行なって行きます。
実際のリハビリの流れとして、入院した日から患者様のところにお伺いし、手術後のリハビリの流れの説明や、手足の関節の動く範囲や歩き方の確認を行います。

手術まで日数がある場合には、お怪我に支障がない範囲で病院の中を移動するために車いすの乗り降り練習や、ベッドの上で体力が落ちないような体操を行なっています。
同時に、お怪我される前の生活やお家の環境などをお聞きすることで、手術した後のリハビリが円滑に進むように工夫しています。

手術後は翌日から、立つ練習など積極的な理学療法を行い、術後の合併症や寝たきりによる体力低下の予防、筋力や動きの改善を目指して行っています。
術後の経過に合わせて、痛みや腫れの強い方には、電気治療や冷やすことも並行して実施しています。
また、医師や看護師、相談員とのチーム医療のもと、術後早期の段階から患者様が家に帰ったときの生活をイメージし、安心して退院後の生活が送れるように考えていきます。

もちろん急性期の治療後にも、希望する退院先に向けて引き続きリハビリが必要な場合もあります。
その場合は当院7階の地域包括病棟に移るなどしてリハビリを継続し、自宅でのリハビリが必要な場合には、退院後の訪問リハビリを提案しています。

整形外科のリハビリは、骨折後また歩けるようになったときや、関節が痛くて歩けなかった方が痛みなく歩けるようになったときなど、とても嬉しく感じることが多くあり、達成感あふれる楽しいチームとなっています。

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