暖かくなってきました。
病院から見える桜は満開まであと少し!!
さて、皆さんはもし、人とうまくコミュニケーションがとれなくなってしまったり、口から食事を摂ることが難しくなってしまったらどう感じますか?
身体のリハビリは見たり聞いたりしたことがあると思いますが、コミュニケーションや飲み込みのリハビリは聞いたことがありますか?今回は、そんなリハビリを担当している言語聴覚士(ST)についてご紹介させていただきたいと思います。
STとはスピーチセラピストの略で、働く場所としては、医療の場、福祉の場、教育の場など様々な場所で活躍しています。1997年に国家資格となった新しい資格です。
そんなSTは現在日本全国に2万5千人と、数としてはまだまだ少なく知られていないのが現状です。
- PT……約10万人
- OT……約7万人
- ST……約2万5千人
他の職種と比較すると、その差は歴然です!
STはことばに障がいを持った方にことばやコミュニケーションのリハビリを行ったり、食べ物がうまく飲み込めなくなってしまった方に対して食べるリハビリを行います。
当病院では、その原因のほとんどが脳卒中の患者様です。人とコミュニケーションをとったり、再び口から食べる楽しみを取り戻してもらうために患者様に向き合って日々リハビリに取り組んでおります。
また、今年度から、新たなSTの新人さんを一人迎えることになりました。より一層活気に溢れ新しい仲間と共に励んでまいりたいと思います。