胆・膵領域
- 診断
体外式エコー・CT・MRCP以外にも、今後は超音波内視鏡による画像診断、超音波内視鏡下生検による組織診断を取り入れることで診断精度を高め、必要に応じた医療を円滑に提供していきたいと考えております。
- 治療
閉塞性黄疸症例に対しては、良悪性の鑑別を迅速に行い、良性疾患であればなるべく少ない内視鏡処置回数で終了させるように努めていきたいと考えております。悪性疾患については切除・非切除病変かを迅速に判断した上で、ドレナージを行い、患者様の負担軽減に努めます。切除可能病変と判断した際には外科と連携をとり、万一、当院での治療が困難な場合は対応可能病院への迅速な転院手配を行い、患者様の不利益にならないように努めていきたいと思います。さらに非切除病変であった場合には、内視鏡的に閉塞部の内瘻化を行った上で、化学療法に移行し、患者様・ご家族の生活の質を損なわずに治療を進めていきたいと考えております。
膵炎症例についてはガイドラインに則った適切な治療の下、疾患背景に腫瘍性疾患や自己免疫疾患が無いかどうかを適切に鑑別していきたいと考えております。