三叉神経痛
三叉神経痛とは?
三叉神経痛とは、顔面の片側で突然激しい痛みが起こる病気です。三叉神経が圧迫されることで発生し、電撃痛や針で刺すような痛みを感じるのが特徴です。
-
三叉神経痛では、大切な事が二つあります。
-------------
①診断をつける
②自分にあった治療法を選ぶ
--------------診断をつける
顔面や口腔内が痛くなる病気は、実は色々あります。ですので、痛みの原因をしっかり判断しなければ、適切な治療をすることが出来ません。また、痛みの領域が狭い場合には歯科領域の痛みとの判別が必要になることもあり、歯科の先生方との連携が必要になります。
三叉神経痛を引き起こす代表的な疾患は以下になります。
・典型的三叉神経痛
・二次性三叉神経痛
・特発性三叉神経痛
・有痛性三叉神経ニューロパチー
これらの鑑別には、高精度MRIで脳幹、神経、血管を描出する撮影方法が必須になります。さらに痛みの性状やその他の症状を踏まえて診断します。自分にあった治療法を選ぶ
典型的三叉神経痛では以下の治療があり、当院では放射線治療以外に対応しております。
・内服治療
・放射線治療
・手術治療
二次性三叉神経痛では、原因となっている疾患に対する治療がメインになります。それぞれの治療には、必ず利点と欠点が存在します。痛みの状態、年齢、基礎疾患、ご本人の希望などを踏まえて、お一人お一人に合った治療法を一緒に決めていくことが重要だと考えます。
以上のように、三叉神経痛の診断と治療においては、特殊な画像診断や治療法の選択でも熟慮が必要になります。当科では詳細な説明をさせて頂いた上で、できる限りご希望に沿う形で治療させて頂きたいと考えております。顔面や口腔内の痛みでお悩みでしたら、一度お気軽にご相談ください。